卒業生・修了生メッセージ

秋永 美恵子 さん

課程正科生 [養護教諭一種]修了

長崎県教員採用試験合格

課程正科生 [養護教諭一種]修了

長崎県教員採用試験合格

自分らしいスタイルを模索しながら、頼れる養護教諭を目指し、奮闘中です。

子どもたちの悩みに寄り添いたいと養護教諭の道を視野に

大学時代は、スポーツ心理学を学んでいました。教職科目も受講していたのですが、受講するうちに、教育に興味が湧き、「教員を目指したい」と思うようになりました。私の進学した大学は、スポーツに関することを幅広く、さまざまな角度から学ぶことに重きを置いていたので、教員を目指す上で、もっと教育についていろいろ学びたいと、大学院進学を決意。大学院2年次に、長崎県の教員採用試験に合格し、修了と同時に、中学校で保健体育の教員として働きはじめました。 3つの中学校を経験し、不登校の子やうまく人間関係を築けない子など、さまざまな子どもたちと出会う中で、担任として、保健体育の先生として、というよりも、養護教諭という違うアプローチで、悩みを抱えた子どもたちをサポートしたいと思うようになったのです。しかし、すぐ行動、というよりは必要な費用や情報収集など、徐々に準備をはじめました。

思い切って教員を退職。目標は、2年での免許取得

中学校では、部活の顧問もしていたので、土日も学校にいることが多く、仕事をしながらでは中途半端になってしまうと思い、覚悟を決め一旦教員を辞めることにしました。聖徳に決めたのは、学習環境が充実していると感じたから。本当は、大学で毎週開催されている養護教諭採用試験対策講座にも通いたかったのですが、当時も長崎に住んでおり、参加が困難でした。そこで、スクーリングの際に講座担当の先生に相談したところ「遠慮せずに言ってくれたら準備するから」とお声がけいただき、さまざまな都道府県の過去問をいただいたり、講座で使用しているプリントをいただいたり、手厚くサポートしていただきました。

自分なりに工夫を重ね、頼れる養護教諭へ

先生方にサポートいただいたり、スクーリングで出会った仲間たちと励まし合ったり、すべてを力にして、目標どおり2年で養護教諭の採用試験に合格することができました。養護教諭としてはじめての職場が今の小学校です。もちろん、教員として小学生とふれあうのもはじめてなので、子どもたちの発言や行動に驚くこともたびたびあります。例えば、頭をおさえながらお腹が痛いと言ったり、なんでもないと言いながら、本当はとげが刺さっていたり。しかし、「あの時先生が言っていたのはこのことか」とスクーリングでの先生のお話がとっさに結びつき、冷静に考えられることもありました。こういった子どもたちのサインを見落とさないよう、自分なりに工夫して子どもたちとふれあう機会をつくるようにしています。その一つが、毎朝の校門での挨拶です。今の小学校は、登下校で使用する門が一ヶ所なので、校門に立ち、気になる子には積極的に声をかけ、必要だと感じたら、保健室で話す時間をつくるようにしています。まだ、養護教諭としてのキャリアはスタートしたばかりですが、聖徳で学んだことや、自分で調べてみていいなと思ったものを積極的に取り入れながら、自分の養護教諭としてのスタイルを確立できればと思っています。