卒業生・修了生メッセージ

仲山 君子 さん

心理・福祉学部 社会福祉学科卒業

心理・福祉学部 社会福祉学科卒業

社会福祉士と精神保健福祉士、2つの資格を取得。
専門性を高めたことで自信を持って仕事に取り組んでいます。

父の介護を機に福祉の仕事へ将来のため、専門職を目指す

福祉の仕事に関心を持つようになったのは、亡くなった父の介護がきっかけです。介護保険についての知識がもっとあれば父にとっても、介護する母にとっても助けになったのではないか―という後悔の念から介護福祉士の勉強をはじめました。介護保険事業所で半年ほど事務職に就き、養成校で資格を取得。そして白井市社会福祉協議会で働くことになりました。社会福祉協議会は地域福祉を担う組織です。連携するのは専門機関や専門職の方ばかり。自らの知識不足を痛感したことで、養成校時代に興味を持った社会福祉士の資格を取り、困っている人たちの助けになりたいと思うようになりました。

系統立てて学び、知識を修得友人の励ましも大きな支えに

社会福祉士になるには福祉系の大学を卒業しなければなりません。仕事や家庭のことを考えると通信教育しかないと思っていたので、スクーリングで自宅から通えて、周囲に卒業生がいた聖徳を選びました。土日に集中してレポートを書くため、平日に教科書を読み、図書館に足を運び、さらに職場に置いてある福祉関係のパンフレットを活用しました。福祉の学びは関連する部分が多いので、介護保険、地域福祉など同じ分野を同時に勉強したことで効率的に知識が身についたと思います。スクーリングも充実していて、一人で学習することの多い通信教育において、仲間と行うロールプレイングといった実践的なものから得るものは大きかったです。入学当初はスクーリングや実習の多さに出席できるか心配でしたが、職場の理解と仲間の励ましに助けられ、3年間で社会福祉士に加えて精神保健福祉士の資格を取得しました。

資格取得で仕事の不安が解消。今後も学びを継続することを決意

現在は地域福祉の推進をはかる、さまざまな仕事に関わっています。スタッフをまとめたり、利用者のご自宅に出向いて支援したり。資格を取得し、専門的な知識を得たことで専門職の方とも自信を持って連携することができるようになりました。心の病を抱えた方の支援にも「じっくり話を聞いて、本当の心の内を知るようにしよう」など事例に応じて対応できるようになったと思います。また、担当している広報誌の編集では、聖徳のレポート作成で培った要点をつかむ技術が役立っています。大学卒業後もさまざまな研修やセミナーに参加しています。今後もコツコツと学びを深めていきたいです。