卒業生・修了生メッセージ

則竹 利香 さん

児童学部 児童学科 幼稚園教育コース(現:幼稚園教員養成コース)卒業

児童学部 児童学科 幼稚園教育コース(現:幼稚園教員養成コース)卒業

日本での資格も改めて取得し、対応に自信が持てるようになりました。

子どもにも英語にも関わりたい。一般企業から留学を経て転身

大学の英文学科を卒業後、子ども関連企業に就職しましたが、英語を活かせる職種ではなく、英語にも子どもにも関われる仕事に就きたいとキャリアチェンジを目指しました。オーストラリアの大学で教育学部幼児教育学科を卒業して、帰国後、国内のプリスクールで3年半勤めたのですが、やはり日本での資格も取っておきたいと、学び直すことを決心したのです。とはいえ、子どもたちと接する現場を離れることは考えられなかったので、フルタイム勤務をしながら学べるよう、聖徳の通信制を選びました。
 当時の目標は、「必ず2年で卒業する」とまでは考えず、「何年かかっても絶対に卒業すること」でした。仕事中は全力で子どもたちに関わりたかったので、先輩方から助言いただいたような1日何時間と決めて勉強するというスタイルは私には難しかったからです。私は私なりに、勉強は自分のペースでできる時にできるだけやろうと決めて取り組みました。

学んだことを職場で実践する日々。在学中は毎日が充実

私の場合、幼児教育を最初に学んだのは文化もカリキュラムも違う海外でしたが、聖徳在学中はすでに保育の現場にいたため、学んだ学説をどのように役立てるかをすぐに実践の場で考えることができ、とてもわかりやすいものでした。勉強して、実践の場でまた学びなおすという毎日は、とても充実していました。それにスクーリングでは先生方に、私が日ごろ感じていた仕事中の不安点についてアドバイスをいただき、「間違ったことはしていないんだ、大丈夫」と自信を持つことができたのも、とても心強かったです。

入学前と比べていちばんの変化は対応に自信が持てたこと

卒業後、知識を得たぶん、私自身の子どもに対する接し方や保護者対応にも変化が生まれたように思います。現在、1歳から6歳までのエイジミックスのクラスで10人くらいを見ているのですが、年齢別の能力や社会性の差異などを学んだおかげで、それぞれの子どもに対して関わり方を変えていけるようになったと思います。
 子どもへの対応の仕方も、注意を促すだけではなく、時にはじっくり話してみようなどと選択肢が増え、臨機応変に対応できるようになりました。それに、こちらが自信を持って接しているからか、子どもとも信頼関係が築けているような手応えを感じています。とりわけ、保護者の方の質問にも自信を持って答えられるようになったのは、大きな成長かなと思います。保育の知識が多ければ多いほど、保護者の方は安心してくださるので、聖徳での学びがとても役立っています。今後も、子どもたちからも、保護者の方にも信頼される保育士を目指していきたいです。現在の職場は「教育者は学びつづけたほうがいい」という考えのもと、勉強を応援してくれる環境です。だからこそ卒業できたと感謝していますし、今後も何らかの形で学びつづけていけたらと思っています。