教員メッセージ

大成 哲雄

通信教育部長 教授

通信教育部長 教授

学びの扉を開きましょう

始めに

本学の通信教育部は、1972年の短期大学保育科に始まり、50年を超える伝統ある大学です。現在、短期大学部には保育科、図書館司書課程科目等履修生があり、大学には、教育学部、心理・福祉学部、文学部があります。また大学院には、日本で唯一の児童学研究科があります。
「学びたい」と思った時がチャンスです。通信教育部は働きながら学んでいる方が多くいらっしゃいます。卒業に向けて学びを進めていくことは、時として困難を感じることがあるかもしれません。しかし、初心を忘れず、自らの力を信じて、前に進んでいただきたいと思います。くじけそうになったとしても「スクーリング」という、志を同じくする仲間と教員が顔を合わせ学び合える機会があります。この機会を利用し、良き仲間を作り、悩みを分かち合い、積極的に対話をしていただきたいと思います。
卒業後は多くの先輩が、保育や教育、心理など様々な分野で活躍しています。さあ、学びの扉を開きましょう。

「幼保特例制度学習」をご利用ください

平成26年の4月より、通信教育部では、「幼保特例制度学習」が始まりました。この「幼保特例制度学習」とは、2015年からの幼保連携型認定こども園の開設など幼保一体化に向けた新システムの始まりに関連しています。この「幼保特例制度学習」は、幼稚園教諭の免許のみまたは保育士の資格のみを持つ方で、3年かつ4,320時間以上の実務経験のある方が対象となります。保育士資格のある方は、幼稚園教諭の免許をわずか5科目8単位、スクーリング1.5日で得ることができます。
また幼稚園教諭の免許のある方は、わずか4科目8単位。スクーリング1.5日で保育士の資格を得ることができます。是非この機会にこの制度を利用され、幼稚園教諭と保育士の両方をお取りになられ、幼保連携型認定こども園における保育教諭という新しい資格に対応されると良いと思います。幼稚園教諭の免許と保育士資格をこれから取得される方々は、是非幼稚園教諭と保育士の両方をお取りになられることを強くお勧めいたします。

通信制大学院 児童学研究科で学びましょう

「児童学」は、子どもを中心として、教育学、保育学、心理学、福祉学、保健学、文化学など様々な専門分野の英知が融合し統合されている学問と言えます。子どもにかかわる職種を養成する高等教育機関(大学、短期大学、専門学校)の教員をめざす方々は、是非、働きながら、児童学修士と児童学博士が取得できる通信制の児童学研究科の大学院へのご進学をお勧めいたします。児童学研究科は、専門性に優れた教員による、対面指導を受けることができます。遠方の方などはオンラインもご利用いただけます。またスクーリングなどを通じて、志を同じくする学友と巡り合える機会があります。多くの先輩が、大変な努力で、修士論文あるいは博士論文をまとめられ、高等教育機関(大学、短期大学、専門学校)の教員・研究者として、また保育や教育現場で指導的な立場で活躍されています。