卒業生・修了生メッセージ

宮原 健 さん

人文学部 日本文化学科(現:文学部 文学科)卒業

人文学部 日本文化学科(現:文学部 文学科)卒業

自分が何もしなければ、何も変わらない。
楽しいことも、大変なことも中身の濃い6年間でした。

このままでいいのか、葛藤していた会社員時代

昔からスポーツが好きで、将来はプロゴルファーを目指そうと地元でもゴルフの強い大学に進学しました。しかし、入学早々イメージとは異なる部活動の実態に直面し、大学を辞めてプロを目指すことに。それだけでは生活も厳しかったため、会社に入り仕事もしていました。会社では重要なポジションを任せてもらったりしていたものの、「これが本当にやりたいことなのか」という疑問はぬぐえずにいました。そんな時、当時よく聴いていたラジオ番組で、いじめに苦しんでいる子どもたちが多いことを知り、教師になれば、自分一人の力でも、悩んでいる子どもたちを救えるかもしれないと、教員免許取得を考えるようになりました。

あらゆる可能性にチャレンジし奮闘した6年間

思い立ったらすぐ行動派の私は、さっそく仕事をしながら教員免許取得が可能な方法を探しました。もう4月末で、ほとんどの大学は募集が終わっていたのですが、聖徳大学は奇跡的に締切前で申し込むことができたのです。入学当初は、好きな社会で教員免許を取ろうと考えていたのですが、採用枠などの現状から先生のすすめもあり、国語の道にすすむことに。入学してすぐは、学習の仕方がわからず、思うように単位を取ることができなかったのですが、スクーリングを通して仲間ができ、情報交換をする中で、学習のペースをつかめるようになりました。通信教育は、自分が動かなければ何もすすまない、逆に、自分次第でどうにでもなる、と体感しました。最終的に6年かかってしまいましたが、今は、6年間での経験は一つもムダではなかったと思います。

一人ひとりの力を伸ばしてあげられる教員を目指して

千葉県の教員採用試験を受けようと考えていたのですが、年齢的に受験できないことが判明。しかし、他都道府県で3年実務を積めば、千葉県でも働くことができるとわかり、まずは生まれ故郷の大阪で教員生活をスタートさせました。中学校で国語の教師をしていたものの、家庭の事情で急遽千葉県に戻ることに。教育に携わっていたかったので、千葉県内で講師登録をしたところ、現在の職場で働いてみないかと声をかけていただきました。ここでは、教員として大切にしたいと思っていた「一対一の関わり」が主体です。今までの経験や聖徳で学んだことを活かして、一人ひとりのサインを見逃さずに伸ばしてあげられる、そんな教員になっていきたいです。