心理・福祉学部 社会福祉学科卒業
鈴木 憲和 さん
元々社会福祉に関わる仕事をしていたわけではなく、関東の大学を卒業後は、出身の静岡で一般企業に就職しました。しかし、リーマンショックの影響を受けたことをきっかけに、これからは組織が倒産しても自分は倒れない生き方をしようと、自宅近くの視覚障がい者のための支援施設でボランティアをはじめたのです。ジョブコーチの仕事をする機会を得たのはその時です。施設で浜松に拠点を置くNPOの方と知り合い、限られた期間ですがNPOでジョブコーチをすることになりました。ジョブコーチとは、障がいを持つ方を民間企業に就業支援して定着させる仕事です。この経験がきっかけとなり、社会福祉に興味を持ち、いろいろな方と出会って、人と人をつなげていきたいという思いが強くなりました。「人とネットワーク」を軸に社会福祉の仕事を調べすすめる中で、医療ソーシャルワーカーという職業に行きつきました。そんな時、現在の職場の求人広告に医療ソーシャルワーカーの文字を見つけたんです。もちろん、その時点では医療ソーシャルワーカーに必要な社会福祉士の資格は持っていません。でも、「必ず社会福祉士の資格を取ります!」と断言し、採用してもらいました。