Interview
インタビュー

卒業生・修了生メッセージ

児童学部 児童学科 児童保育コース (現:保育士養成コース)卒業

清水 敦子 さん

長年、自宅で音楽教室を開講していますが、子どもの大学入学を機に自分自身のスキルアップを考え始めました。まずは家庭と仕事に加え勉強までできるかを見極めるため、Choi-Sを受講してみたのですが、達成感と仲間の存在に支えられ修了後は迷わず入学を決めました。大学では、実際の教育現場に携わってこられた先生方から受講できるので大変貴重です。特に「保育は人なり」の言葉は心に深く残っています。保育者そのものが保育であるという教えで、人との関わり方や教える姿勢を仕事に活かしていきたいです。これからは、保育士を目指す生徒さんにも信頼されるレスナーであること、また音楽指導を通じて特別な配慮が必要な子どもたちへの福祉活動なども行ないたいと考えています。
※ピアノ指導者のこと。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

大橋 英永 さん

広告制作会社で制作スケジュールの管理に携わっていましたが、忙しさで気持ちの余裕がなくなってしまって。「この仕事、向いていないんじゃないかな」と悩んで周囲の人に相談したり、自分のメンタル面や身体面に起きていることを知りたくて心理学関係の専門書を読んだりしていたんです。そうした中、臨床心理士の先生にお世話になったことが、心理職に関心を持つきっかけに。クライエント(相談者)を理解し、受け入れ、悩みを話しやすい状況をつくるという心理職のスタンスに惹かれました。
 大学時代、映像系のサークルで活動していましたが、いつも考えていたのは、弱っている人を元気づけるにはどうしたらいいのか、ということ。次の仕事としてやりたいことと、昔から自分の中にあった想いが「臨床心理」というワードでつながったんです。臨床心理を専門的に学び、困っている人を援助する仕事に就きたいと、心理職の国家資格「公認心理師」取得を目指すことを決意しました。
 公認心理師資格を取得するには、まず大学必要科目を学習しなければなりません。ちょうど公認心理師の資格制度が始まった頃で、3年次編入学で必要な大学科目を修得できる大学がなかなか見つからなかったんです。そんなときに聖徳大学の説明会に参加。2年間で修了できる公認心理師対応カリキュラムが整っていることが分かり、「ここだ!」と入学を即決しました。通信教育で学ぶのは初めてでしたが、説明会で通信教育の学習方法やスケジュールを丁寧に教えていただけたことも決め手に。仕事と学習を両立できることも魅力でしたね。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

岸原 麻衣 さん

都内の大学を卒業後、営業職として勤務していました。そこで職場でのメンタルヘルスケアの必要性を感じ、私自身がカウンセリングを受けたことで心理職に興味を持ちました。退職後、当時、通信課程でいち早く公認心理師プログラムに対応していた聖徳大学に入学。カウンセリングオフィスでの事務職と両立させながら学びを進めました。
 大学院進学に向けて受験勉強のスイッチが入ったのは4年生の秋。聖徳の同級生が東京大学大学院に合格したことを聞き、刺激を受けたことがきっかけです。現在はお茶の水女子大学大学院で学んでいますが、聖徳の同級生とも連絡を取り合っています。卒業後も共に学べる仲間に出会えたことが、何よりの宝物です。
 将来は心理臨床家として、とくに産業分野で経験を積み、働く人のメンタルヘルスに関わりたいと考えています。悩みを抱える人が気軽に訪れることのできるカウンセリングオフィスを開業し、心の健康を維持するための予防的なサポートを提供することがひとつの目標です。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

藤 亜紀子 さん

看護師として患者さんと関わる中で実感したのは、身体が病気でも心が健康であれば幸せを感じられるということ。それがきっかけとなり「心」に関する勉強を続けてきましたが、子育てが一段落したタイミングで心理学を専門的に学ぶことを決意。心理学の基礎をしっかりと修得し、公認心理師資格の取得をめざすため、通信制大学で学ぶ道を選びました。聖徳大学に入学した理由は、最短2年の公認心理師対応カリキュラム。最短ルートで資格取得を実現できる体制が整っていることが決め手になりました。
 他の通信制大学で学んだ経験がありますが、聖徳での学びは新鮮でした。直接指導が受けられる体験型スクーリングの機会が豊富で、通信制ながら実践的な学びができる環境! 同じ目標に向かう仲間と出会うこともできました。現在は公認心理師・臨床心理士の取得に向け、大学院で学修・研究に取り組んでいます。将来は緩和医療など「がん」領域で心理職として働くことが目標。外来治療を行う方、サバイバーの方やご家族など病院の外で暮らす方々の心の健康を保つサポートに携わりたいと考えています。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

川波 紀子 さん

ヨガインストラクターの経験を活かし、ボディワークの講師として社会人の方の適応支援を行う中で痛感したのは、的確な援助サービスの提供には心理学的知識が必要だということ。公認心理師の資格取得も視野に入れ、聖徳で学ぶ道を選びました。入学して驚いたのは、授業のレベルの高さ。体験型スクーリングでは様々な心理療法や心理検査に触れられる機会が豊富です。レポートや科目終了試験は良問が多く、大学院受験にも役立つほど! 目標の2年で卒業し、現在は大学院で学びを続けています。適応支援とともに携わっている就労支援施設・生活介護施設の支援にも心理学の知見を活かしたいですね。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

中田 保枝 さん

私が相談員として勤務する「さわやか相談室」は、埼玉県の全公立中学校に設置されている、子どもたちが悩みを相談できる場です。登校はしているけれど教室には入りたくないという生徒が通ってきたり、悩みを抱えた生徒が休み時間に相談に訪れたりします。泣きながら相談室に飛び込んでくる子や、担任に連れられてくる子もいます。
 友だちとの関係、勉強の悩み、将来への不安、親や家族への複雑な想い……。中学生はさまざまなストレスを抱えた年代である一方、自分の気持ちをなかなか他人に伝えられない年頃でもありますが、親にも話せないことを、全然知らないおばちゃんだからこそ話せることもある。もちろん、そのためには子どもに信頼されることが大前提です。だから、子どもたちに心を開いてもらえる大人になれるよう、毎日毎日、彼らの声を聞き続けています。
 長く話した最後の最後に、ポロッと大事なことが出てくることもあります。まずは根気よく聴いてあげること。その後はカウンセラーにつないだり、先生たちと連携して環境を整えたりします。一人ひとりの子どもは性格も違えば生活環境も違うから、「こうすればよい」という唯一の正解はありません。難しいけれども、話したことでスッキリして教室に帰ったり、根気よく声をかけ続けたことで登校できるようになったりする生徒の姿を見るのは嬉しく、やりがいを感じます。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

中村 直貴 さん

もともと洋服が好きで、心理学にまったく興味はありませんでした。高校を卒業後、アパレル企業に入社し、6年間、接客や店舗運営などを学び、25歳になる前にアパレル通販会社を起業しました。心理学に目覚めたきっかけは、会社勤め時代に販売戦略を考えたこと。例えば、異性にモテたいと思っているお客様に、洋服の品質の良さをアピールしても買ってもらえません。大切なのは、お客様がどのような価値観で洋服を買うのかを探ること。まるでカウンセラーのようにさまざまなお客様と対話を積み重ねていくうちに、洋服よりも人間の心理に関心を持つようになり、大学で本格的に学びたいと思うようになったのです。
 本音を言えば、起業したのは自分のペースで心理学の勉強に取り組みたかったから。会社を経営する傍ら、心理学の専門書を読み漁ったり、インターネットで学会やセミナーを調べて参加したりしていました。その中で、聖徳大学の菅沼憲治先生の講義を受ける機会があり、丁寧に教えてくださる姿勢と人柄にとても魅力を感じたのです。また、そこには熱心に勉強に取り組む聖徳大学出身の先輩方もたくさんいました。そのような出会いを通して、聖徳なら本格的に心理学を学べると確信し、仕事も続けながら勉強するために通信制を選択しました。

卒業生・修了生メッセージ

人文学部(現:心理・福祉学部)心理学科卒業

岩橋 泉苗 さん

大学へ入学する前から自宅でカウンセリングルームを開設しているほか、契約企業の社員のカウンセリングやキャリアコンサルティング、研修講師の仕事をしています。フリーランスで人材ビジネスの仕事をしていた時、管理するスタッフからの相談に役立てたいと思い、複数のカウンセラーの資格を取得しました。ただ、相手の気持ちを引き出すテクニックや傾聴技術は上達しましたが、その人の心的背景を理解するには、大学で心理学を学ぶ必要があると思っていました。
 通いやすさもあり聖徳は最有力候補でしたが、入学説明会に行き、入学を即決しました。最近は、通学しなくても卒業できる通信教育が多いですが、聖徳は「あえてオールドタイプの通信教育」との説明でした。大学としてのポリシーを感じましたし、直接人と会って話すことが大切な仕事のため、そのポリシーに惹かれました。

卒業生・修了生メッセージ

人文学部(現:心理・福祉学部) 心理学科卒業

栗田 悦子 さん

聖徳大学に入学する前は、外科病棟で看護師をしていました。消化器系の手術を受ける患者さんのケアや、抗ガン剤治療、高圧酸素治療などに携わり、ハードな日々を送っていました。看護師として、とても充実した環境ではありましたが、心身ともに疲労が蓄積し、体調を崩してしまいました。それがきっかけで「自分を変えたい」と思うようになり、もともと興味がある心理学を学ぶことで、もしかしたら新しい気付きや発見に出逢えるかもしれない、と考えました。そこで、仕事をしながら学ぼうと、思い切って通信制の大学へ入学することにしました。

卒業生・修了生メッセージ

心理・福祉学部 心理学科卒業

平野 朋子 さん

カウンセラーの仕事に興味を持ち、民間のカウンセラー資格を取得。幅広く知識を学びましたが、実践するには浅いと感じたんです。専門分野ごとに掘り下げて学び、より実践的な専門知識を修得したいと、大学進学を決意しました。聖徳大学を選んだ決め手は、育児と両立しながら学べるとともに、心理学の分野で著名な先生方の直接指導が受けられるから。実践的な授業が豊富なスクーリングでは、多くのケーススタディに触れられました。実例を知ることで、理論の理解も深めながら学べましたね。
 聖徳での学びを通して、教育に特化した心理領域を深めたいという想いが強くなりました。聖徳の先生から学びたいと、先生の研究プロジェクトにも参加しています。目指しているのは、教育分野に関わるカウンセラー。家でも学校でも「良い子」だと思われているけれど、悩みを抱えている子どもたちに手を差し伸べたい。研究で得た知見を少しでも早く子どもたちに還元するために、大学院進学も視野に入れています。心理学の学びをさらに深めながら、子どもたちをサポートする活動に従事したいですね。