Interview
インタビュー

卒業生・修了生メッセージ

短期大学部 図書館司書課程修了

光明 由枝 さん

子どもが中学校に入学したのを機に、公立図書館で働きはじめました。10年ほど仕事をつづけてきた中で、図書館や業務についての知識を深めたいという思いが強くなり、図書館司書の資格取得を決意しました。聖徳を選んだのは、修了生である同僚からカリキュラムやスクーリングが充実していることを聞いていたから。大学図書館を使った体験型スクーリングでは、実践的な知識を学べました。また、公立図書館が地域社会の情報文化を支える存在として大きな責任を担っていることも再認識することができました。さらに、現場で得た知識の裏付けとなる理論を理解できたことが仕事への自信にもつながっています。聖徳での学びと資格を活かして、より質の高いサービスを提供していきたいと思っています。

卒業生・修了生メッセージ

短期大学部 図書館司書課程修了

藤嶋 敬子 さん

 小学校の図書館に勤務して以来、専門的な知識を身につけてキャリアアップするためにも司書の資格を取りたいと、ずっと考えていました。3月上旬に思い立ち、4月に入学。入学の際には、登録料が30,000円減免になる「指定施設推薦奨学制度」を活用しました。仕事や家庭との両立で心身ともにキツイ時もありましたが、勤め先の校長先生から推薦を得た手前、弱音は吐けないし後に引けませんでした(笑)。母親が勉強している姿を目にする子どもたちにも良い影響を与えていたようで、「お互いに頑張ろうね」みたいな雰囲気になっていましたね。学んだことを職場ですぐに活かせる実践的なカリキュラムも多く、在学中は世界が広がってきていると日々、実感していました。

卒業生・修了生メッセージ

短期大学部 図書館司書課程修了

南 孝英 さん

定年を迎えるにあたり、同じ職場で再雇用されることが予定されていた時期に、最雇用後の業務として社内図書室のサポート業務を引き受けました。利用することはあっても、図書室運営の実務を知らなかったこともあり、図書館司書の知識とスキルを身につけたいと考え、聖徳に入学。レポート作成やスクーリング受講を通して、実務に直接役立つ学びができました。
 昨年はリニューアルした図書室の運営体験を論文にまとめ、図書館の専門誌に投稿。外部の図書館関係者とも知り合えたことは貴重な経験でしたね。社内図書室を、社外の方々も訪れたいと思ってもらえるくらい注目の図書室にするのが今後の夢です。さらにその後には、地元の図書館のお手伝いをすることで地域貢献ができたらいいなと考えています。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程 [児童文化学]修了

北村 麻樹 さん

以前、専門学校で教員をしていた際、学生たちから“保育の現場に出た時に、子どもの年齢に合った保育をどのように考えていけばいいかわからない”という相談を受けることがよくありました。こうした学生たちの悩みに耳を傾けているうちに、もっと専門知識を増やして、論理的に伝えたいと考えるようになり、大学院への入学を決めました。現在は、「子どもの造形遊びに対しての指導力を養うために。~学生の理解度の調査~」というテーマで研究を進めています。まだまだスタート地点ではありますが、構想としては、新聞遊びという造形表現にスポットをあてたいと考えています。造形表現に対しての学生の理解度を確認できるような評価表を作成し、遊び方の違いや工夫の仕方等、0歳児~5歳児それぞれの発達に合わせた指導ができるようにしてあげることがゴールイメージです。仕事との両立等、通信の大学院で学ぶのは簡単ではありませんが、私の住んでいる関西でも科目終了試験を受験できたり、論文指導も長期休暇を利用して集中的に指導いただけたりと、なんとか続けられています。この先も学生たちが実際に保育の現場で活かせるような、多くの新しい知識を修得しながら研究に励んでいきたいと思っています。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程 [保育学]修了

村上 知子 さん

現在、短大の幼児教育学科で講師を務めながら、聖徳で「遊びを通した安全教育」を研究テーマに学んでいます。学ぶきっかけになったのは、東日本大震災後の県内保育園へのアンケート調査で、安全教育をいかにマニュアル的な学習として捉えているかがわかったことでした。しかし実際はマニュアル的な安全指導だけでなく、災害や事故などのリスクを回避するには「子ども自身が自分を守る力」を身につけることが必要です。そのためには基礎体力がつく乳幼児期の遊びが重要で、日常的にどんな遊びが必要かなど、体系付けられるよう勉強中です。聖徳を選んだのは、乳幼児期にスポットを当てた保育学領域があったから。若い頃に幼稚園教諭として勤めた経験を通して理解を深めることができるので、とても有益です。年間の費用負担が軽減できる長期履修制度もあり、仕事をしながら自分のペースで学べるのも魅力です。難しい科目も多いのですが、短大の学生たちに中途半端なことは教えられないので目標は高いほうがいいと感じています。学生たちと共に自分も前進し続けたいですね。今後は学んだことを学生に伝え、各保育園・幼稚園で、子どもたちが将来にわたって安全に生きていける力を育成してもらえたら、と願っています。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程[児童心理学]修了

米川 純子 さん

短大を卒業し、宮城県塩釜市の公立保育士として10年以上働いてきました。経験も十分積み、今までとは違った視点から子どもの成長をみたいと思うようになり、異動の希望を出しました。現在は、子育て支援課で児童館、なかでも放課後児童クラブの運営を担当しています。年間300~400人の児童やその保護者と入館面接をしているのですが、児童の発達課題に対して保護者と支援者の持つ意識にギャップを感じることがあります。保護者と支援者をはじめとする行政内の連携がもっとスムーズにできればと考え、宮城県の個別教育支援計画である「すこやかファイル」を活用するための研究を進めています。「すこやかファイル」とは、保護者に限らず、教師や医師など1人の子どもの成長に携わる人々が、成長過程や診断内容などを記録できるツールです。個人情報開示の同意を得ることができれば、その子のファイルを関係者間で共有することができます。教育支援環境の向上のために、どういった活用方法が考えられるのか追究したいと思っています。将来的には、現場経験や大学院で学んだことを活かしながら、行政の立場から、地域の教育支援環境づくりに貢献していきたいです。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程 [児童教育学]修了

小林 純 さん

大学時代、参加していたボランティア活動で学童保育に携わる機会がありました。そこでの活動を通して、学童保育の需要が年々増えていることや、社会の変化に応じて進化していることを実感し、学童保育指導員に職業としての魅力を感じて働きはじめました。現在は、都内の児童館で施設リーダーとして勤務しています。以前、「学童保育に携わる人間に何が必要なのか」というテーマで社内研修を行なったのですが、自ら講義をしたり、職員とディスカッションを重ねる中で、一般的な知識や自分の経験だけでは、人に教えることが難しいと痛感し、再び勉強するようになりました。しかし、自習に限界を感じ、大学院進学を決断しました。聖徳大学を選んだ理由は、仕事と学問の両立が図れることと、大学で専攻していた児童教育学が学べるからです。また、今の職場は、小学生以外にも乳幼児やその保護者も来館するので、他領域である保育学を学べることもポイントでした。今後、研究を通じて、学童保育指導員としての自分自身のスキルを高め、まわりの職員にも知識やアドバイスとして還元していくことができればと思っています。学童保育は日々変化し続けているので、修了後も研究を続けています。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程修了

緒方 紀子 さん

小学校の養護教諭のほか、保育園で看護師として働いていた経験があります。保育園では、看護師の役割や専門性が確立していないことを実感しました。この時の思いから、大学院の修士論文では、「子どもへの健康支援における看護師の役割について」を研究しました。東京都下の約2 0 0 の認可保育所で働く保育士と看護師に質問紙調査を行ったほか、面接調査も5 園ほど実施しました。保育園で実践されている看護を比較し検討することで、問題点や課題が明らかになったのは大きな成果です。修士取得後は、1年半弱ではありますが、病院での看護師としての経験を積むため大学病院の小児科に勤務しました。対象者は、乳幼児から青年期まで幅広く、病気療養中の子どもたちには活動制限があります。小学校や保育園の現場とは異なる看護に難しさを感じることがありましたが、貴重な経験ができ、自分自身の成長につながったと思います。大学院では、教育学や社会学、教育史などさまざまな分野から子どもを捉えてきました。この多様な視点が、病院の現場で活かせたと感じています。これからも研究を続けていき、近い将来、教員としてさらに学びを深めていきたいと決意を新たにしています。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程 [保育学]修了

加藤 房江 さん

長年、保育の現場で勤務したのち、保育系の専門学校や短大の非常勤講師へ転職しました。それと同時に、もっと専門的な勉強をしたいという思いが強くなり、聖徳大学通信教育部の心理・福祉学部心理学科に入学。その後、大学院へ進み児童学を学ぶと共に、短期大学で専任教員として学生の指導にあたりました。
 大学院で学びたいと思ったのは、専門的な知識を理論的にわかりやすく学生へ伝える力が必要だと感じたからです。また、仕事柄、論文を書く機会が多いのですが、研究を論文にまとめる手法を専門の先生方から学ぶ機会を得たいと思いました。
 大学院へ進む前にいくつかの他校を検討しましたが、大学の時の経験をもとに、仕事と学業が両立できることや、先生方の質の高さ、学びやすさから聖徳大学を選びました。先生方はとても親身に指導してくださいますし、入学したことで自分が目標とする研究が明確になったと思います。聖徳大学の通信は、ウェブだけで学習が完結する学校とは異なり、スクーリングなどで先生や学生と直接コミュニケーションがとれるのが大きな魅力です。他の方の学習状況や仕事などについて情報交換することもでき、モチベーションも上がります。
 今後は、大学院で修得したことを、教員として授業や地域の活動に活かしていきたいです。また、論文指導の先生のご指導や「児童学研究法特論(I)」で学んだ統計データ解析の方法を活かして研究を進め、論文にまとめて発表したいと考えています。

卒業生・修了生メッセージ

児童学研究科 博士前期課程 [児童教育学]修了

横山 みどり さん

大学を卒業してから24年間、公立小学校で家庭科の教員として勤務してきました。その後、国立大附属小で家庭科を教えていることから、短期間ではありますが、大学生を対象に授業をする機会を得ました。そこで、指導法を指導するという点での自分の力不足に気づき、もっと広い視野で小学校家庭科の指導を考えたいと思いました。以前、聖徳の通信教育で小学校の免許を取得した経験があり、その指導のきめ細かさから、聖徳大学大学院への進学を決めました。
 在学中は、家庭科担当として勤務する中で全国の先生方と楽しい授業について考える機会や、学校以外の場所で、家庭科指導に関わる仕事に恵まれました。忙しい毎日ではありましたが、大学院の勉強と、仕事を切り離すことなく、知識や経験を活かすことができたと思っています。
 聖徳の魅力は、なんといっても先生方が学生に真摯に向き合ってくれることです。それは、小学校の免許を取得した時から変わりません。またスクーリングでは、さまざまな年代、経歴を持つ人たちと一緒に学べるのでとても刺激を受けます。
 前期課程の論文は「小学校家庭科における児童の学ぶ意欲を高める指導に関する研究」をテーマに取り組みました。今後は後期課程へと進み、さらに学びを深めたいと考えています。そして学んだことを多くの先生方に発信していきたいです。